大切な前処理
こんにちは。島田工業所です。
前処理にも色々とありますが、今回はバフ研磨・脱脂・ラックへ引っ掛け作業までをご紹介したいと思います。
まずはバフ研磨
左がバフ研磨前・右がバフ研磨後ですね。
バフ研磨をするとしないでは仕上がりに大きな差が出ます。
例としては光沢の差やメッキの付きまわり・素材肌の違い・外観などでしょうか。
装飾メッキの場合、全てにおいてバフ研磨をした方が良い仕上がりになります。
ちなみにバフ研磨前に外注さんにてバレル研磨をされてきています。
この場合のバレル研磨をする理由としては、主にバリ取りや面粗さの調整等だと思います。
ダイキャストの場合、バレル研磨をしないとバリなどが非常に多く残りバフ研磨ができないのでバレル研磨は必須です。
バフ研磨もバレル研磨も一個一個熟練の職人さんが手間をかけて磨いてくれています。
そして脱脂
物にもよりますが一個一個傷や打痕が付かないように丁寧に並べて脱脂をしています。
脱脂をする理由として油・バフカス・切削粉等々を取らなければメッキが付かないからです。
さいごにラックへの引っ掛け作業
この作業も一個一個熟練の作業者が丁寧に引っ掛けています。
物によって引っ掛ける場所やラックの選定・引っ掛ける個数などを考えて作業を行わないと不良の原因になります。
例としては各メッキの付きまわり不良・品物同士の重なりでメッキが付かない・冶具枝によるひっかき傷等々です。
今回は前処理を色々とご紹介を兼ねてご説明しましたが、結構気を使う作業が多くて大変です。笑
メッキは前処理で決まると言われていますが、僕もその通りだと思っています。
それではまた。
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